抜12 酒の恥はかき捨て

恥

やっちゃっても酔ってるから大丈夫!

酒に酔うと言わなくてもいいことまでつい言ってしまうことがある。

オイラは包茎トークだったり、札幌でのいざこざの話だったり・・。

途中で「マズい」と思っていてももう遅い。

そんな話に限って相手も忘れてはくれなかったりするものだ。

今回は「セックスレス」の会話が皆にとっては要らない話。

さっきまでのイチャイチャムードだった4人は、一転「やっちゃった・・」モードに入ってしまっている。

 

幸いなことにそれでも酒はまだ回っている。

本当に反省するのは酒が覚めてから・・明日でも遅くはない。

一件目の店を出ると、スグにカラオケ店があった。

迷うことなく、4人は店内へと吸い込まれていく。

人通りの多い西通りにあるカラオケ店だけあって、受付では人がごった返していた。

「あっ・・俺並んでおきますんで、皆さんここで待っててください。」

サクッと受付を済ませ、デキる男(パシリ)をアピール。

4人の微妙な空気から距離を置きたかったのかもしれない。

 

部屋に入る。室内はソファー席でL字型に配置されている。

1次会の後半と同じようにダン先輩の隣にはビチ女、俺の隣には魔女子という配置になった。

 

ダン先輩は思った以上に気が利かない。「みんな何飲みます?」と俺が場を仕切らないといけない。

特にお世話になっているわけでもないが、そこらへんは先に生まれたものの特権である。

皆の注文をした後、誰もリモコンを触っていないのに気が付く。

「くう・・ここは俺が先陣を切らねば・・」

 

んで盛り上げるために「Choo Choo TRAIN」をご予約。

 

「ファンファンウィーヒッタステーッステー!同じ風の中~ウィゴーウィゴー」

 

歌詞をダイナミックに間違えても気にしない。

「ほら!オーディエンスども!クルクル行くよォ!フウー!」

 

そこで一人クルクルを披露していると、

「おまーったしました!」と最悪のタイミングで店員が扉を開く。

 

(ノ、ノックくらいしろや!)

 

いつもならここでシュン・・となる俺だが今日は違う。

筋繊維は壊れ、修復されることによって、より肥大化する。

人は逆境に立つことによって強くなる。

 

俺は一人・・ただ一人で「チューチュートレイン」を最後までまっとうした。

パチ・・パチ・・パチ。

そんな中年オッサンにたいして、まばらな拍手が巻き起こる。

 

魔女「プクク・・YUちゃん良かったよ!」

「お、お褒めに預かり光栄です。ご褒美にチューしてくだせえ。」

魔女「あは・・なんか可愛い。チュ・・。」

 

やった・・。

そこからはカラオケ放置で魔女子とイチャイチャ祭りである。

 

ダン先輩も刺激されたのか「俺もご褒美・・」とか言ってやがる。

そこは「一人チューチュートレイン」を歌ってからにしていただきたい。

 

魔女子「YUちゃん・・ねえ一緒にトイレ行こうよ。」

「え?・・え?」

 

明日にはきっと今日したことが悶絶するほど恥ずかしくなるに違いない。

ーーーつづくーーー

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