届く3 出会い旅最終回。久しぶりに帰って来た札幌の部屋は寒い

北海道に入ったYUTAROは深夜の函館市内を抜け、札幌に向け走りだす。

函館、森、長万部、そして室蘭。

他の車のライトをほとんど見かけることもない、北海道ならではのカーブの少ない直接的な道路。

気がつくとスピードが法定速度を大幅にオーバーしていた。

いけない。いけない。

冬の北海道で怖いのが道路の凍結だ。

一見雪が積もっていないように見えても油断すると、道が凍っていて、スリップANDご臨終のルートをたどることになりかねない。

YUTAROはアクセルを緩めてスピードを落とした。

旅の疲れが吹き出してきて、眠気もピーク。 視界がボヤける。

まだここで天に召されるわけにはいかない。

コンビニで買ったブラックブラックガムと缶コーヒーを流し込んで、カフェインの力で重い瞼をこじ開ける。

それでも登別あたりまで来た時に限界に達した。 ちょっと眠ろう。

北海道物産を販売している大型店舗の駐車場を拝借して仮眠を取ることにした。 車のシートを倒しエンジンをかけたまま眠りにつく。

・・ん? 遠くでなにやら音がする。

じわりじわりと夢の世界から現実に戻される。 横で携帯が鳴っていた。

「もしもし?」

「あっもしもし!私!スナ子だよー」

「おっ!お疲れ!」

ス「ごめんね!仕事で返事できなかった。今終わっよ。YUちゃんまた函館来たの?」

「うん。暇だったからメールしてみた。」

ス「今からなら会うの大丈夫だよー飲もうよー!」

まじか・・もう登別まで来てしまった。

急いで函館に戻っても二時間以上はかかるだろう。

「ごめん、もう登別まできちゃった。また会いにいくよー。」

ス「えー!なんだよ。今からもどって来いよ。」

「さすがに無理だわ、朝になっちゃう。」

「明日休みだから、別にいいよ。」

なんと強引な女だろうか?空気を読みなはれ。

「また、遊びに行くから勘弁してくれー。いま戻ったら事故るわ。」

ス「そっかーわかった。また飲もうね。運転気をつけてね。バイバイ。」

「バイバイ。」

スナ子よ。ありがとう!またな! とりあえず彼女の電話でなんだかんだ目が覚めた。

そこから苫小牧を経由して、二時間ほど走ると、第二の故郷、札幌に到着。 周りはうっすらと明るくなってきている。

北海道の朝は早い。 長い時間、何もない道を走ってきたので、高層ビル群がそびえ立つ札幌の街はとても都会的にうつった。

すごく久しぶりだ。またお世話になります。

マンションの駐車場に愛車をとめると、トランクからボロボロになったキャリーケースを引っ張りだす。

今までご苦労様と愛車の屋根を二回叩いた。

「なんか入り辛いな。」

部屋までの足取りは重い。まだ大阪子はいるだろうか?

鍵を開けてドアノブを回した。重い扉が開く。そこには真っ暗な世界が広がっていた。

ーーー全国出会い旅終ーーー

次回⇨札幌のほの暗い部屋(3/3)

14 Comments

YUTARO

だいさん
良くみてますねえ~wすいません、スナ子とのアフターの合流の時に僕の電話番号教えてました。

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だい

yuさん、コメントどーもです☆
リアルで声をかけること多いんですが、連絡先を聞き忘れる事、たまに有るんでなんとなく覚えてましたww

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YUTARO

いやあ・・ちょっと感動しました。2年前に書いた日記なのに。またつじつまあってなかったら教えてくださいw

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todo

todoです。お久しぶりです。
日記を楽しく読ませていただいているんですが、題名がスクロールするといっしょに下がってきて日記と重なるんですが、解決策はあるのでしょうか?
もし解決策があるなら教えてもらえませんか?

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YUTARO

todoさんお久しぶりっす!
サイトのロゴとメニュー部分のことですかね?
それほど気にならないとは思ってたんですがうっとおしいですかね?
ちなみにインターネットのブラウザ(windouwsXPとか使ってると)が古いとデザインが崩れるみたいなんでブラウザのアップロードしてくだせえ。

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