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さかいダンボール

ダンボールに思い出を詰めて

さかいダンボール

夏も近づくぅ♪・・引越し作業!

5月に入った。北海道神宮のサクラも葉桜になった頃だ。札幌も急激にあったかくなる。

「あと3週間で札幌ともお別れか・・・。」

いよいよ本格的に名古屋に帰るための準備が始まった。

まず札幌に帰ってきてから、引越し屋に電話し、見積もりを頼む。

このシーズンは引越し業者も落ち着いているようで融通がきいた。

それでも内地への引越しは目ん玉が飛び出るくらいに高い。やはり、札幌~名古屋までのおよそ1,400キロの距離(車で)は伊達じゃなかった。

この際、家具を全部捨てて、引越し先で新しく家具を買ったほうがいいかも・・と迷うレベルだ。

とりあえず値引きをがんばってくれたS社に決定し、今はパンダの顔の書かれたダンボールに大量の漫画本を詰め込んでいる。

「んっしょ!」重いダンボールを積み重ねる作業は腰に強烈な負担だわ。

部屋の片隅に積まれたダンボールを見て、本棚の収納力に驚かされる。

そして、二箱で済んでしまったYUTAROの「衣装」の数にも驚かされた。

そんな感じで部屋はどんどん片付いていく。

結局、ニュー女に始まり、タヌキ女で終わった札幌生活。

何人の女性と逢瀬を交わしただろうか・・?

当たりの女もいれば外れの女もいた。

いい女もいればちょっと悪い女もいた。

全てを「火遊び」とくくってしまうには、なかなか濃かったように思う。

そして、きっかけになった「出会い系」も今はきっちりと封印されている。なんだか右手の親指がうずくぜ。

この札幌での生活がどんどん失われていき、殺風景になっていく。

「さ・・だいぶ片付いたからコーラでも飲もう」

冷蔵庫を開けると、ケツポケットに入れていた携帯が鳴った。

最近は「バイブ機能」にすることも「サイレント」にすることもない。後ろめたいことはないのだから。

携帯を手にとって見てみる。

「今日は縁側でひなたぼっこしてた気持ちよかったよお~」

大阪子からだ。

そうそう・・言い忘れてたんだけど大阪子はまだ実家から帰ってきてないんですわ・・。

 

続く➡実家から帰って来ない嫁