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清楚系ビッチ?出会い系にいた彼氏持ち女を口説いてみる

我慢ができず、久しぶりに再開してしまった出会い系。俺はひょんなことから彼氏持ちの女と知り合った。

ちょうどいい。だって俺には彼女が、彼女には彼氏がいるんだもん。

そして俺たちはデートをすることになった。これはまさしく「クズVSクズ」の対決である。

彼氏持ちの女とデートしてくるわよ!

午前10時過ぎ、俺は車で待ち合わせ場所に向かっていた。

これから出会い系で知り合った女(彼氏持ち)とイチゴ狩りデートに行くのだ。

彼女に内緒で他の女とデートしちゃうという、「女性が最も嫌いそうな男性ランキング」に入りそうな、ゲスを極めた行為。

その背徳感に俺の胸はドキドキと高鳴っている。

緊張もあってか今日は妙におしっこが近い。既に5回もトイレに行っている。

 

待ち合わせ場所は都市高速のスグ下にある、某カタツムリ系自動車学校だ。

ちなみに自動車学校は福岡市の花畑(はなはた)という地域にある。福岡に住んでいる人なら一瞬でわかると思う。

その横には福岡市の「運転免許試験場」があり、企業と行政の癒着を感じさせる。

(さて・・待ち合わせ場所に着いたぞ。)

彼氏がいる女とのデートで気を付けた点

今回は「彼氏持ちの女」というちょっと特殊なデートである。

これまで彼氏のいる女の子とのアポは何度かあるものの、成功も失敗も経験している。

今回、気を付けた点は、

  1. 彼氏の話はしない。
  2. デートスポットは非日常的なものをチョイス。
  3. 付き合ったばかりの彼氏と行きそうなデートを演出。

という点に注意してデートを組んでみた。

①彼氏の話はしない。

デート前は彼氏の話をしないようにした。もちろんデート中の会話でも気を付けたいと思う。

なぜかと言うと、以前、俺が彼氏持ちの女とのデートした時に、彼氏の話題をしたら途中で帰ったことがあるからだ。

「あれ?なんで他の男と会ってるんだろ・・。」

「なんか彼氏に申し訳なくなってきちゃった。」

うっかり「アタイ我に返っちゃった!」とならないように気を付けた。

ちなみに相手の女性が既に「友達」や「知り合い」であれば話は変わってくる。彼氏の話を親身になって聞くことが、信頼に繋がることもあるだろう。

だけど、今回は初対面の女性である。彼氏を話題にするのは、もう少し相手が俺に心を許してからにしようと思う。

②デートスポットは非日常的なものをチョイス。

彼氏持ちの女が他の男と遊ぶ心理として、彼氏に不満を抱いていたり、マンネリ化していることが多い。だから、わざわざ他の男で息抜きする。

まともなデートをしていないため、新鮮なデートに飢えている可能性が高い。

しかも今日の相手は、出会い系で遊び相手を募集してちゃってるレベルだ。

彼氏と上手く行っていないどころか、もう別れる間際かもしれない。

だから「ドライブ&イチゴ狩り」という非日常的なデートを選んでみた。

いきなり居酒屋デートもアリかもしれないが、それではちょっと弱い気がする。

③付き合ったばかりの彼氏としそうなデートを演出。

今回は「彼氏と上手くいっていない」ことを想定している。

そこであえて「付き合ったばかりの彼氏としそうなデート」を演出しようと思う。

  • 「待ち合わせ場所まで車で迎えにいく。」
  • 「一緒にドライブやイチゴ狩りをして楽しい時間を過ごす。」

など、あえて今の彼氏と比較されることで、自分をアピールし、一気に距離を縮めるつもりだ。

見た目は清楚系・・でも本当はビッチ?

清楚系女子

それでは、本日のデート相手を紹介しよう。

ハピメで知り合った清楚系女子(彼氏アリ)

名前苺女
出会ったサイトハッピーメール
年齢22歳
職業飲食店勤務
特徴彼氏持ち、スレンダー、清楚系

いちご狩りに一緒に行くから苺女。いつも通りの安易なネーミングですいません。本名は出せないし、仮名を使うとこんがらがるので・・。

苺女の年齢は22歳と若く、博多駅の飲食店で働いている。

お住まいは福岡市の外れなので、出勤には1時間以上かかるらしい。

彼女に会う決めてになったのは、清楚系の顔立ちと、スタイルである。ちなみにプロフィールの体型に「スレンダー」を選んでいる女性は、ハッピーメールではあまり多くない。

(清楚系でありながら彼氏持ちのビッチ。清楚系でありながら細い。最高ですかー!)

では、お話の続きをどうぞ♪

いよいよご対面。緊張の瞬間。

マイマイスクールの入り口は坂になっている。俺は坂を上ってすぐの一画に車を停めた。

「やっぱり自動車学校だけあって、人の行き来が多いなあ・・。」

新しく人が入ってくるたびに、キョロキョロと俺の眼球がせわしなく動く。

初めて女の子と会う時の感覚。この不安と期待が入り混じった感覚を久しぶりに噛み締めている。

 

(あ、あれか?)

スマホをいじりながら俺の車に近づいてくる女性が一人。左手でぺシペシと前髪を整えている。

たしかに今日は風が強い。しかし女は白いニット帽をかぶっている。

(執拗に髪に触るということは・・まさかハゲてる?)

いや違う。それは「緊張の現れ」である。

 

「来い!来い!」

ブ―ブ―!タイミングよく俺の携帯がバイブする。ビンゴですねぇ。

チラチラと彼女がこちらの反応を伺っている。俺は彼女に微笑み軽く会釈をするのだった。

俺は車の窓から苺女の姿を舐めるようにジッと見つめている。

本当にスレンダーな清楚系美人が来ちゃって。

相手が「ブス」か「普通」か「カワイイ」かによって、俺の表情はコロコロ変わる。カメレオン野郎と呼んでくれ。

(か・・カワイイやん。)

今日の俺は口角をぐっと引き上げ、満面の笑みを浮かべている。

彼女は白いニット某を被り、カジュアルながらも可愛らしい格好をしていた。

顔立ちはELTの持田香織をもう少し薄く・・さらに眠そうにした感じだ。

ちょっとボーっとしている雰囲気だが、こういうおっとり系美人は嫌いじゃない。

 

体型はすらっと細い。特に足が細い。プロフィールに書かれていた「自己申告」は本当だった。

とにかく、彼氏がいるのに見ず知らずの男と会うような、ビッチ女にはとても見えない。

 

「こ、これはあれか?清楚系ビッチってやつか?」

俺にはまだまだ経験値が足らないようだ。

 

苺「迎えに来てもらってありがとうございます。乗ってもいいですか?」

「どうぞどうぞ!汚いところですが・・。」

俺の彼女(衛生女)とは全く違った匂いが車内を満たす。デートのあとで消臭しなければ。

会話が楽しい。だけど絶望的に乳が無い。

「ほな、イチゴ狩りいきまっせ!」

苺「ふふっ!ハイテンションですねw」

さて、向かう先は糸島半島。車は自動車学校をスタートし、福岡都市高速の下を走る。

俺は基本的に高速に乗らない。だってお金がもったいないんだもん。

それに下道のほうがゆっくり会話を楽しむ事ができる。

 

「ねぇ、今年はいちご狩りに行った?」

苺「まだなんですよ~私、寒いのが苦手で冷え性だし・・。」

苺女は話しの焦点がちょっとズレている。天然なのかもしれない。

 

「えっと・・苺女ちゃんは細いから冷えるのかもね。」

苺「ぜんぜん細くないですから!でも今日はホッカイロ張りまくって、暖かくしてきました!」

「お!心強いね!」

苺「まだ予備のカイロもありますよ。YUさんも使います?」

「ありがと・・。」

この子はホッカイロにどんだけ厚い信頼を寄せているのだろう・・。

俺は彼女から手渡されたカイロをさっそくお腹に貼ってみた。

 

苺「もう貼っちゃうんですか?しかもお腹に貼るとかウケる。」

「俺、お腹弱くてさ・・。365日中350日くらい下痢なんよ。」

苺「それって人生の大半が下痢じゃないですか?病院行きましょうよ。」

「・・でも今日は大丈夫だと思う。強力わ○もと飲んで来たし。ヤバくなったら言うから。」

苺「あはは、言われても困りますよ。でも、今日がお腹こわしてない貴重な一日だと良いですねw」

 

(あれ?楽しい!今日は楽しいぞ!)

きっとロクでもない女が来ると思っていた。だけど、めっちゃ良い子やん!

しかし、俺には気になっている事が一つあった。それは「苺女の胸」だ。

 

(お乳が全くないんですけど?・・サイズはAかAダッシュだな。)

だけど、そんな事では嫌いにならない。俺は歳を取るにつれて乳よりもケツや足に目が行くようになった。

それに彼女にはすらっと伸びた細くキレイな足がある。それだけで充分だ。

浮気願望アリ?そんなデートは「甘酸っぱい」

苺

車は糸島へと入る。窓の向こうにはのどかな田舎の風景が広がっている。

この糸島は夏は海水浴やサンセットライブ、冬はイチゴ狩りや牡蠣小屋で盛り上がる。福岡から気軽に行けるデートスポットの一つだ。

 

「えっと・・この辺りなんだけど・・。あっあれだ!」

畑の中にビニールハウスが見える。車は舗装されていない道を進み、駐車場へと向かう。

駐車場には最新のベンツが一台停まっていた。明らかに浮いている。

(あらまあ・・泥でタイヤがこんなに汚れちゃって・・。)

その点、俺の愛車は既に汚れていた。ラッキーだ。

そんな相棒の寿命もすぐそこまで迫っている・・そのことをまだ俺は知らなかった。

 

お金を支払ってハウスの中へと入っていく。

「おお!人が少ない!貸し切りかも?」

平日だったせいか他に人がいない。

今回いちご狩りでお邪魔したのは「さくらファーム」というハウス農家さん。イチゴの品種は「あまおう」らしい。

 

「よっしゃ!狩って狩って狩りまくるよぉ!」

苺「うん!」

赤く光沢のある苺をどんどん口に運んでいく。

「甘くてウマウマ!」

苺「ビタミンCもたっぷりとれるね!」

摘んでいるうちに、「こいつは甘そう」「これは酸っぱい」というのがわかってくる。

ハウス内には誰もいないのに、苺女はわざわざ俺の横についてイチゴをつまんでいる。

 

(こんな可愛らしい子でも浮気願望があるのかなぁ・・人は見かけによらんばい。)

 

10分もイチゴを食い続けると、やっぱり・・完全に飽きてくる。

そこからはいかに「元を取るか」の作業になるのだが、スーパーで1パック400円程度のイチゴを、1800円分食うとなるとかなり大変だ。

(こ、こいつは儲かるわ。)

 

苺「・・やっぱりイチゴだけ食べるのって疲れますね。」

「あはは・・キミも同じかい?じゃあコーヒーでも飲みに行く?」

苺「うん!そうしましょ♪」

さくらファームから少し走れば二見ヶ浦(ふたみがうら)だ。夕日が有名な場所である。

鉄板コース。海沿いのオシャレなカフェへ。

この辺りは、長い砂浜が続いており、それに連なるようにオシャンティなカフェが点在している。

女の子とドライブデートで糸島に来た時は、二見ヶ浦のカフェで海を眺めながら語らうのが、俺の鉄板コースである。

さて、やって来たのは二見ヶ浦の一等地にある「SUNSET」というダイニングカフェである。

 

店員「テラス席と室内がありますが?」

「どっちにする?」

苺「景色がいいからテラス席がいいな。」

(おいおい・・アンタ冷え性じゃ無いんかい。)

ストーブの放射熱とお店から借りたひざ掛けのおかげで意外と温かい。

だけどやっぱり冬の屋外は寒さがこたえる。

 

ギュルルルル!

 

急に俺の腹が大きな音を立てた。その音と共鳴するように、下っ腹に痛みが走る。

あぁ、これはオナラじゃない。ウンコッコだ。

「ちょ、ちょっとトイレ行ってくんね。」

そう言って席を立ちトイレに駆け込む。急いでズボンを脱ぎ、便座に座る。

 

ガヤガヤガヤ・・。

 

トイレの中にも客の話し声が届くということは、下痢ベンの爆発音も店内に聞こえるということだ。つまりは単純にそうなのだ。

(よし・・行くぞ。チャンスは一回きりだ。)

トイレの水を勢いよく流すと、タイミングを合わせて一気に放出する。

ブリョリョリョリョ!

これは、水が流れる音にカモフラージュさせて用を足すという、下痢マスターの上級テクニックである。

 

俺はなんとかピンチを切り抜け、トイレを出る。

タブーだった「彼氏の話」をしてしまう。

「お待たせ!お!コーヒー来たね!」

苺「すいません。お先にいただいてます。」

「そう言えば苺女も博多のカフェで働いてるんだったね。」

苺「はい。今度遊びに来てくださいよ♪」

これは社交辞令だろうか?本当に遊びに言ったら、彼女はどんなリアクションをするのだろう。

 

「それで苺女は彼氏いないんだっけ?・・あっ。」

しまった!いつものクセで彼氏の存在を聞いてしまった。

「彼氏の話はしない」と決めていたのに・・ここまでの苦労が水の泡だ。俺の中で以前の失敗の記憶がよみがえる。

(頼む!彼氏のことを思い出して、帰らないでくれ。)

苺「それが・・いるんです。彼氏。」

「へぇ・・そうなんだ。」

早く話題を切り替えなければ。

苺「YUさんには言ってなかったでしたっけ?」

(知ってるよ。だってプロフィールに書いてあったもん。)

苺「で、でも、ほとんど会ってないし・・もう終わりかけって言うのかな。」

(アレレ?コイツ言い訳っぽい事始めたぞ。これは前とは展開が違うぞ。)

そりゃそうだ。女が変わればやり方も変わる。絶対の正解なんてないんだ。でも・・危なかった。

 

苺「ごめんなさい・・こんな女嫌ですよね?」

「いや、全然いいと思う。終わりかけなら、別れてるようなもんだし。」

「・・YUさんは本当に彼女いないの?」

「へ?ボク?・・いないよ。もう二年くらい。ははは・・。」

彼女いる。ガンガンに彼女いる。最近、手料理とか作り出しちゃってる。

俺も苺女も同じ恋人持ちの人間で、恋人に内緒で他の異性と会っている。つまり同類である。

しかし人の存在を正直に話せないのは、俺が苺女より一枚上手の嘘付きで、クズだからだ。

(すいません・・偉そうに清楚系ビッチとか言っちゃって。)

勝てるかも?彼氏の不満を再認識させろ。

「彼氏の話」をしてしまった。だけど彼女は帰らなかった。

彼女も俺にそこそこ心を開いてきている。むしろ彼氏の話を掘り下げてみることで、進展を見込めるかもしれない。

以前はそれで失敗しているが、昔の俺とは違うのだ。・・そう思いたい。

 

「じゃあまったりドライブしよっか?まだ時間は大丈夫?」

苺「私は全然大丈夫です。」

車はさらに西へと進み、糸島から佐賀県の唐津市へと入る。

放浪癖のある俺は、行き当たりばったりで、あてのないドライブが好きだ。

だからこんな、行き止まりばかりの人生を歩んでいるのかもしれない。

彼氏は怒りん坊のおじさん(41歳)だった。

怒るおじさん

「そっか・・でもなんで彼氏とうまく行ってないの?浮気でもされた?」

苺「ワタシの彼氏すごく年上なんです。」

「へえ・・いくつ?俺より年上?」

苺「はいYUさんより年上で41歳です。」

「倍近く年上なの?めっちゃ離れてますやん!年齢差がネックなの?」

苺「いや年上は好きなんですけど・・。」

22歳が41歳と付き合っているという事実は、オッサン(当時32歳)からすれば朗報である。

 

「じゃあ・・加齢臭がキツイとか?」

苺「加齢臭はむしろ好き。」

(みなさーん!救世主がここにいますよー!)

彼氏の不満を吐き出させる。禁断のテクニック。

「・・私の彼氏凄く怒りっぽいんです。会うたびに怒られるの。」

「な、なぜに?」

苺「うーん臭いんですけど、クセになるって言うか・・。」

「いや加齢臭の話しじゃなくて・・なんでそんなに怒るの?」

苺「私がボーっとしてるから?あと彼に言われたことができないと怒られる。」

確かに苺女からは少し天然臭がする。

 

「いくらなんでも、そんなんじゃ怒らないでしょ?苺女に当たってストレス発散したいだけかもよ?他には何か不満とかあるの?」

苺「この前もディズニーランドに行って大喧嘩ですよ!ホテルまで取って楽しみにしてたのに。」

「え?あの夢の国で?」

苺「彼、混んでるのがダメみたいで・・あそこってレストランでご飯食べるのも一苦労でしょ?」

「あはは、なぜディズニーいったw」

苺「最終的にレストランで切れちゃって・・。先にホテル帰っちゃったんです。彼。」

「ええ?・・それでどうしたん?」

苺「一人で泣きながらご飯食べましたよ。ワタシ凄く浮いてたと思う。」

「うわあ・・。それはキツイね。苺女もずっと楽しみにしてた旅行なのにねぇ。」

俺はジワジワと彼氏の不満を吐き出させる。客観的な意見とあいづちで誘導する。

苺女はボロボロと彼氏の文句を言い始めた。

これは彼氏の嫌な部分を再認識させる、禁断のテクニックである。

チャンス!これはもう別れるヤツだ。

苺「仲直りはするんですけど・・同じ事の繰り返しだし・・。もう別れ時かなって。」

チャンスです。これはもう別れるヤツだ。

もし別れないとしても、浮気相手くらいにはなってくれそうだ。

 

「そうだねえ・・。キミは若いんだしもっと良い人いるはずだよ。」

苺「ですかねぇ・・。」

「だって苺女ちゃんは可愛いもん。一緒にいて癒やされるし。」

俺はベタなセリフに好意を挟んでおく。

選択肢と駆け引き。口説く準備は整った。

車は佐賀市に入ったかと思うと、すぐさま神崎市へ。吉野ヶ里遺跡公園をかすめて、再び山を登っていく。

背振山という福岡と佐賀(の南側)をつなぐ山だ。クネクネと坂道を登りきると大きなダムが見えてくる。

そこから山道を下っていけば、いずれ福岡市南区へと繋がる。「福岡➡糸島➡唐津➡佐賀➡福岡」とぐるっと一周してきた。

 

苺「だいぶ暗くなって来ちゃいましたね・・。」

「ごめん・・かなり長時間ドライブしちゃった。」

苺「楽しかったです。長距離ドライブ好きだし。」

「お!俺も車でアテもなく走るの好きなんよ。」

苺「私、目的が無いドライブは、あまり好きじゃないですけど・・(ボソッ)」

「・・え?」

苺「え?」

「夕飯一緒に食べる?気付いたらイチゴしか食べてないし。それとも今日はお開きにする?」

今日、俺たちがどれだけ仲良くなれたのか?あえて選択肢を出して駆け引きをしてみることにした。

彼女が「帰る」を選択した場合、今日のデートはまだまだだったと言える。(その場合、必死で止めるつもりだけど。)

 

苺「そうですねえ~せっかくだし、一緒にご飯食べましょ。」

(おお・・乗ってきた。これは簡単に口説けるぞ。)

続く➡【天使が舞い降りた】ハゲを気にしない女性と出会った話