遠距離恋愛スタート。「今日、彼女が東京民になります。」

東京

福岡から東京1000キロの恋。

▷遠恋前の彼女と過ごす貴重な時間編の1話目へ

「準備良い?」

苺「うん。たぶん大丈夫だよ。なんか忘れ物してたら送ってね。あっ東京の住所LINEで送っとくから消さんといてよw」

 

3月某日。今日は苺女が、東京へと旅立つ日だ。(美容系の専門学校へ通うため)

LINEのメッセージで送られてくる、苺女の新しい住所。

中野区と書かれているが、あまりピンと来ない。

 

「あれか?サンプラザ中野とかあるトコか?」

苺「サンプラザ中野は、歌手の人でしょ。YUちゃんと同じ頭の人ばい。中野サンプラザでしょ(爆)」

「んん?どっちがどっち?」

 

サンプラザ中野(爆風スランプ)と中野サンプラザ(中野区のランドマーク的な複合ビル)で混乱する。

ただ、彼女が福岡ではない場所へと行ってしまうのは、実感できた。

 

ピーンポーン。電話で呼んでおいたタクシーが到着したようだ。今から苺女を福岡空港へ送って行く。

 

苺「・・この部屋も当分来れないな。名残惜しいなあ・・。」

彼女は残念そうに呟いた。

「またGWにでも遊びに来ればいいやん。夏休みもあるやろ。」

苺「そうだね。夏休みは短いらしいけど。」

「え?どのくらい?」

苺「確か、2~3週間くらいだと思う。」

「クソッ!世の中の社会人に謝れ。」

 

彼女は赤いキャリーバッグを一つだけ持ってYUTAROの部屋を出た。

俺の住む美野島から、福岡空港までは車で20分程度で着いてしまう。

「チケットちゃんと持った?」

苺「うん。」

「時間は大丈夫?」

苺「うん。」

「あっち着いたらちゃんと連絡するんやで?」

苺「うん。」

「近くに安いスーパーあるといいな。」

苺「うん。」

こんなやり取りをしていたら、あっと言う間に福岡空港の、国内線ターミナルへ到着してしまう。

こんな事なら地下鉄で、ゆっくり向かえばよかったのかもしれない。

 

「お土産買っていかないで大丈夫?通りもんとか。」

苺「東京に知り合い居ないしw 誰に渡すの?」

「ほら大家さんに挨拶とか、上下左右の部屋の人に挨拶とか・・。」

苺「昭和かよw 今はそんなのしないでしょ?YUちゃん引っ越して来た時に手土産渡してたの?」

「・・渡してない。」

 

それでも、苺女は、福岡土産を二つほど買っていった。

福岡を思い出しながら自分で食べるのか、専門学校の同級生達にあげるのかもしれない。(そうだったら、なかなかのやり手だわ。)

 

苺女は、キャリーバッグとお土産を受付カウンターで預ける。

そして二人で出発口へと向かう。

 

「変な男に騙されるんじゃないよ。(自滅)」

苺「YUちゃんがいるでしょ?毎日LINEするし、スカイプもしようね。」

「友達たくさん増えるといいよね。あと、勉強頑張るんやで。」

苺「お父さんと同じ事言ってるしwわかった。」

 

お父さん・・見送りの機会を譲って頂いてありがとうございます。

 

苺「寂しくなったら、突然会いに行くからw YUちゃんも東京に会いに来てね。」

そう言って彼女は、俺のあごの辺りに口づけをする。

 

苺「じゃあ・・・行ってきます。」

 

苺女は出発口の中へと入って行った。

苺女は荷物検査を終える間、何度もこちらを振り返りながら、笑顔で手を振っていた。

彼女の後ろに並んでいる人は、「なんやコイツ」と思ったに違いない。

 

俺は、そんな彼女の姿を見えなくなるまでじっと見送った。

 

地下鉄に乗って、家路へと向かう。

もうそろそろ、苺女は東京へと向かう空の上だろうか。

キミよ達者で。

※苺女との続きが気になる方は「ホームシック」遠距離彼女に会いに東京へをご覧ください☆

ーーー終わりーーー

( 7/7話目 )

※タップで開きます。

4 Comments

ねこまた

中野区、住みやすくていいトコロですよ!
・・・私の実家がありますんで(笑)

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半蔵

若い子たちは上京すると、中央線沿線に住むこと多いですよね。刺激があっていいのでしょうけれど。

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YUTARO

そうなんですね~!僕は東京の路線図とか見ると、知恵熱出るレベルなんで、上京する子達もシンプルに移動できる(できるの?)場所を選ぶんですかね~?

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