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揺14 思い出もストレスも酒と一緒に吐き出しな!

災難な災害!アハハ!こりゃもうゲロ祭りだい!

もんじゃ

「そこ風呂おおおおおおお!」

いきなり押し寄せた吐き気にギリギリだったのと、酒に酔っていたせいで冷静な判断を欠いた彼女が向かったのはトイレではなかった。

大声で叫んだものの時既に遅し・・。

トイレではない場所から「オロロロロ!」という効果音が小さく聞こえる。

(あっ!間に合わなかったか・・まあでも風呂場や洗面台なら処理も楽だから良いや。)

 

「大丈夫かい?」

俺は恐る恐る現場へと近づいて行った。

「あっ・・え?あっ?嘘。」

彼女がリバースしたのは風呂でも、洗面台でも、ましてやトイレでもない。

 

洗面所にある足拭きマット(ニトリ製)の上だった。

苺「ごめんなさい・・ごめんなさい・・。」

彼女は謝罪の言葉を念仏のように唱えてうなだれている。

 

オワタ・・オワタ。

この洗面所という狭いスペースだけにツーンとした刺激臭がただただ濃い。

 

俺も一瞬もらいゲロをしそうになったが、今しなければならないのは「二次災害」を防ぐことだ。

そう・・ほとんどのゲロは一回だけでは終わらないのである。

すぐに第二、第三の波がやってくる。

ここでちゃんとしなければ俺の心の被害総額は大きく膨らんでいく可能性がある。

 

「ここは俺が片付けるからとりあえずトイレに行こう。」

苺女は髪に吐き出したものを付着させたまま、トイレに移動させる。

案の定すぐに第二波がやってきた。

 

彼女の限界も知らずに濃い酒を飲ませ続けた俺も悪い。

そして今日は彼女にとっては色々とあった日。

精神的なストレスや疲労も悪酔いの原因になるはずだ。

彼女の背中を擦りながら、後悔の念を抱く。

 

トイレタンクの下の隙間からはチラチラと衛生女の衛生用品入れが覗いていたが、今はそれどころじゃない。

 

「片付けてくるから、ちょっと吐いててね。」

そう言って洗面所に向かい、ヤツを足拭きマットで包み込むようにくるむ。

さすが足拭きマットと言うべきか。その吸水力のおかげで床へまで到達してはいなかった。

そして、そのまま可燃ごみの袋にポーイ!さらばニトリ!

 

トイレに戻ると、彼女は便座にうずくまるようにしていた。

「うう気持ち悪い・・ごめんなさい・・。頭痛い。すいません。」

自らの状況報告と俺への謝罪の言葉を交互に発する彼女。

(可愛そうで・・そして可愛らしい。)

なぜか俺の母性がくすぐられる。

 

それから髪に付着したゲロを拭いてやり、水を飲ませて胃の中のものを全部吐き出させる。

そして最後に胃腸薬を飲ませて布団で寝かせる。

 

「なるべく横向いて寝るんやで。うっかり窒息死するから。」

そこにはもう下心はなく、代わりにお母さんがいた。

俺も疲れ切ってしまい、ソファで眠りについた。

 

・・・パタン。

なにか物音が聞こえて目が醒める。

起き上がると彼女はもう布団の上にはいなかった。

 

きっと二日酔いで辛い身体を動かして、家へと帰って行ったのだろう。

(大丈夫かな?仕事までに復活するだろうか?)

俺はそう思いながらも再び眠りについた。

 

後で携帯をチェックすると午前7時過ぎに苺女からのメールが届いていた。

「昨日はご馳走様でした。すごく情けない姿見せちゃってすいません。お部屋汚しちゃってすいません。YUさんすごく親切にしてもらって嬉しかったです。お詫びも含めて今度何かご馳走させてください。これからよろしくお願いします。」

メールの中の彼女は既に素に戻っていた。このクズ野郎は、彼女にとって「紳士」としての地位をゲットしたのだった。

 

「これからよろしくお願いします。」が妙に引っかかる。・・のである。

ーーー「揺編」終わりーーー

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みんなのコメント

  • Comments ( 12 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. 修羅場お疲れ様でした^^;
    不覚にも【代りにお母さんが居た】で笑ってしまったッスが、苺摘み楽しみにしてるッス(*^^*)

    • こっちに来て酒を飲む機会が増えたせいで修羅場な話しはたくさんストックありますぜwそれも含めて福岡なんですけどねw

  2. By 世にも奇妙な物語

    怖い話みたいなオチ(笑)

  3. By チーム挫折禁止

    サムネww

  4. 彼女に昇進の意味だ!(*^^*)

  5. いい人は罪なひとでもあります😃

    両天秤はどちらにかたむくでしょう?

  6. 二兎を追うものは一兎をも得ずにならなければ良いけど、他の女性を摘まんでみたくなるんだろうけど、衛生女のどこに不満があるんだろう?

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