童貞こじらせてたから肝心な場面で自信が持てない俺。
ここは草太郎庵。美味しいソバに舌鼓を打ち、俺たちはたらふく酒を飲んだ。
このままゴロゴロダラダラと過ごすのが温泉旅館での一番の醍醐味だ。
既にふかふかの布団が敷かれている。うちのせんべい布団とは性能がいろいろと違った。
横では無防備に山子が寝転がっている。浴衣からのぞく白い白い肌のチラリズム。
山「日焼けしたら怒られるんで・・。」
彼女は美容部員で化粧品の販売(海外ブランド)をしているので日焼けはNGだ。
おかげで山に登る格好はツバの大きい帽子と、手には日焼け予防の二の腕あたりまである手袋をしていた。紫外線予防といえど、それはあまりセクシーとはいえない。
ところが夜を迎え紫外線も当たらない室内ともなると、守ってきたその肌は透き通るように白い。俺は柔らかそうな肌に触りたくなった。
いかんいかん!まだ紳士であらなければ。そう思いながらもスキを伺う。
「いやー!山子はスゴいペースで登るから着いてくのがやっとだったよ。」
「えー!そんなことないですよ。YUさんも油山のときより随分いいペースだったよ!」
「そう言われるとありがたいけど、そろそろ禁煙しなきゃね。下りのときは50メートルくらい離されてたし、遠くで待ってくれてる山子の姿見て泣きそうだった笑 膝とかガクガクに笑ってたし。」
「あはは。禁煙はしたほうがいいですねー。体に悪いから。」
オスの心をひた隠し、昼間の由布岳への登りの話などで盛り上がる。
「あとお弁当だけどさ・・ありがとう。感動しちゃった!」
言葉に真剣味を持たせるには「タメ」が有効である。
「えー!そう言ってもらえると嬉しい!また作ってきますね!」
俺は思う。コイツ・・もしかして俺のこと好きなんじゃないの?
こうして一緒の部屋に泊まってくれるのだから嫌いなわけではないと思う。むしろ彼女は充分すぎるほど俺に好意的だ。
好き嫌いの感情に慎重になったり、自信が持てずあえて鈍感を演じてしまうのは、長かった童貞の歴史のせいだろうか。
童貞をこじらせても魔法は使えないが、奥手になるという弊害もある。そこらへんは沢山の女性と出会ってきても奥底で未だに根付いている気がする。
ちなみに童貞だと「就活もうまくいかない」というデータがあったり。
確かに俺の就活も就職氷河期と童貞のコラボレーションで惨憺たるものだった。
その後、出会い系で知り合った女性が初彼女となって無事童貞も卒業できたけど、おかげ様でこんな日記を書いているんだから皮肉である。
結論。童貞をこじらせても魔法は使えないが、変な人間になる確率は高くなる・・かも?
「ヤバい明日は絶対筋肉痛だわ。」
山「 ふふ!じゃあコレしちゃいます?」
彼女が草太郎庵の旅館メニューを開いた。
「まっ、マッサージ!?」
山「さっきから目つけてたんですよ!しかも結構オトク料金!」
やはりそこは女子である。マッサージだのエステには目がない。
「・・ちょっと気になるかも?」
山「でしょ!でしょ!やりましょうよ!」
そういいながら電話の前で待機する彼女。おやつをもらう前の犬の表情だ。
「よし!ゴーだ!30分コースで!」
山「ラジャ!もしもしマッサージお願いしたいんですけど!」
・・仕事が早い。
山「一時間後なら空いてるみたいなんで、予約いれときました!」
「ありがと!それじゃあマッサージの前に温泉で体をあっためとこか?」
山「うん!そうしましょ!」
「じゃあお風呂を一緒に・・」
山「それはダメ!」
「はい・・。」
しかし、この後意外なことでヒートアップする二人なのだった。
ネタバレしちゃってますが今日はここまでPCの調子が悪いんで許して!
ーーー続くーーー
(笑)PCもだめ!(*^^*)
温泉と言えば、温泉卓球?
なるほどw悶絶の意味はココにあったかw(^_^;)
その後のエロマッサに期待します!w
温泉の夜は楽しいですね😃
あったまりたい❗
2人で温泉泊まりなら込み込みと考えるのが普通だけど
そういう考えじゃない女もたまにいるから厄介だわ
僕もそう思ってるんですがたまにそういうつもりもなくてお泊りしちゃう
女子がいますよねー?男としてはダメージうけます(´・_・`)
めっちゃ楽しそー*\(^o^)/*!!
いいなぁ〜♡
大人のマッサージな展開になるんですかね?(^^)笑
続きも楽しみです!
2011年の夏はすごい楽しかったなぁ(^○^)