ワクワクメール体験談

慌てん坊の中年サンタ。

投稿日:2018年4月12日 更新日:

プレゼント

忘れ物に気付いても既に遅し。

(あああ~!!やってもうた!やってもうたァァァ・・!)

 

忘れものに気が付いた瞬間、俺は脳内で悲鳴を上げた。

 

(クリスマスプレゼント・・家に忘れたのおおお!!)

 

何度もバッグの中をガサゴソと覗くが入ってない。やっぱり入ってない。だって・・入れてないんだもの。

 

運ちゃん「お客さん、ロフトに着きましたよ?ここでいいですか?」

 

「はいいぃ。ありがとうございますぅぅ(泣)」

 

(どうする?どうする?)

 

時すでに遅し・・家からここまで約10~15分程度と考えると、プレゼントを取りに戻るには、最低でも30分はかかる。

大幅に遅刻するしか、取りに帰る手段はない。

 

こんな時にオカンが福岡に住んでくれていたら、

 

「YU君お弁当忘れとるが~!まー!しっかりせんとかんよ~?」的な感覚でお店に届けてくれる・・わけがないか。

そもそもウチのオカンは弁当忘れても、届けてくれたという実績が一度もなかった。

 

「こうなっちまったからには仕方ねえ。素直に謝ろう。」

 

肩を落として、向かった先は、『ソルカーサ』という今泉公園の横にある洒落たダイニングバーである。

福岡に複数店舗を展開している『ソル』の系列店の一つで、どの店舗もデートに使うにはオススメ。

 

入り口から薄暗い店内を覗くと、すでにカップル達が鎮座しているのがわかる。

 

「あ・・予約したYUTAROです。」

 

席に案内されると、衛生女がすでにソファに座っている。

クリスマス・イブということもあって、大人の女性っぽい装い。

からし色のニットを着て、ストールを肩から羽織っている。

 

彼女は、俺に気付いたのか不敵な笑みを浮かべていた。

 

「あ・・お待たせ。メ、メリクリ・・。」

衛「ふふっ・・。メリークリスマス・・。」

「飲み物どうする・・?シャンパンにする?」

衛「うーん。やっぱりビールかな。」

ビール以外は滅多に飲まない彼女。クリスマス・イブの本日も平常運転である。おかげでちょっと安く上がる。

 

席に腰掛けて、一息着く間もなく、彼女はバッグをガサゴソとやり始めた。

衛「これ・・プレゼント・・いつも・・ありがとう♪」

 

(いきなりかよ!タイミングぐちゃぐちゃだな・・こいつ。)

 

「あ、ありがとう・・。じゃあ・・俺も・・。」

とりあえず俺もバッグをガサゴソとやる。

 

「あれ?・・え?・・プレゼントは・・?入れたはずだよな・・?え・・嘘・・?」

YUTARO劇場による、迫真の演技(臭い芝居)が始まる。

 

「ちょ・・え?な、なぜだ?」

考え込む素振りを見せる。

 

衛「・・どうしたの?」

 

彼女は心配そうな表情でこちらをうかがっている。

その瞬間、ミュージックが流れた。

 

「午前0時を過ぎたら イチバンに届けよう. Happy birthdayHappy birthday」

 

突然流れたのはドリカムの「HAPPY HAPPY BIRTHDAY」という曲。

店員さんが、ろうそくに火が灯ったケーキを運んでいくのが見えた。

 

(おいおい!まだ19時回ったばっかりだぞ!しかも今日はクリスマス・イブだぞ?そもそも午前0時過ぎてないぞ?)

 

・・カオスである。俺は曲と拍手が鳴りやむのを待った。

 

衛「クリスマス・イブに誕生日ってすごいよね。」

「あの・・ごめん・・家に忘れてきたみたい。確かに入れたはずなんだけど・・。」

衛「・・?なにが?」

「クリスマスプレゼントっすw(なにわろっとんねん)」

 

えーっと・・。所在はわかっている。座卓の上だ。

衛「えーー!!」

「ごめん!ごめん!じゃあ衛生女のプレゼントも家で一緒に開けよう。・・いやあ楽しみだなあ・・。」

 

ミスの重大さを、やんわりとごまかしながら、衛生女との二回目のクリスマスパーティーが幕を開けるのだった。

ーーーつづくーーー

  • この記事を書いた人

YUTARO

ネットナンパ歴17年目の自称出会い系マスター。会った女性の数は400人を超。女子に会いに行く為に全国を巡ったりする変人。末期の男性型脱毛症である。「出会い系で結果が出ない人、わからない事は俺に相談だ!」 ▶相談する

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